犬のトレーニングに使いやすい市販おやつ3選!食の安全・コスパにも注目して選びました

犬のトレーニングに使いやすい市販おやつ3選!食の安全・コスパにも注目して選びました

愛犬のしつけ(トレーニング)の内容によっては、
おやつを使って条件・印象付けをしたり、誘導したりする方法も多くあります。

この記事では、
「おやつを使ったトレーニング」に使う、
おすすめの犬用おやつを紹介します。

食いつきの面はもちろん、
与える量・一口の大きさなど、
愛犬のサイズによって自分で簡単に調節できて、
健康面にも配慮しやすいものを選びました。

こちらで紹介している犬用おやつは、
大概のスーパーやドラッグストア、
ホームセンターなどでどこでも売っていて、

犬がよく好むことはもちろん、
カロリー把握や一口分の大きさの調整がしやすいものをピックアップしました。

毎日のトレーニング用として
コスパも良く、手に入れやすいものを選んでいるので、
ぜひお近くのお店で購入してお試ししてみてください〜

ここもチェック

おすすめおやつの紹介の後に、
◆実際にあげる時は、
どのくらいの大きさにしたら良いか、

カットして調整した場合に、
◆1日に与えられる上限で
ご褒美回数 何回分出来上がるのか
(犬の体重を基準として記述)

についても解説します。

※ここで紹介する犬用おやつは、
「健康に特に問題がない(アレルギー・特別配慮が必要な疾患がない)犬に与えるもの」という基準で選んでいます。

健康管理に注意が必要なわんちゃんには、参考にならない可能性があります。

おすすめに選んだポイント

まず、
この記事で選んだしつけ練習用おやつの選定基準をお伝えします。

①一口分あたりの大きさを調節しやすい

訓練を始めた序盤は、

正解行動を知らない状態から
回数を重ねてだんだんわかってくるという流れになりますが、

その過程で、
ちょっとした動作でご褒美を与えたりするため、

トレーニング開始時は特に与える回数も多く、
ドッグフードとのカロリーの兼ね合いなど
健康面が気になってきます。

体の小さい犬であれば、
体の大きい犬にあげるのと粒の大きさを同じにしてしまうと
間違いなく食べ過ぎになってしまいます。

そのため、
元々のカロリー・成分の考慮に加え
愛犬に合わせて簡単に一口分の大きさを調節できるものを一つの基準としました。

※教えたことをどれだけの回数で体に馴染んでいくかは、そのわんちゃんによって異なります。
大型犬でも、小型犬でも、かかる回数が同じなどの場合もあるため、「個数」でなく、一口分の大きさで調整するのがおすすめです。

②食いつきが良い

おやつは、
ご褒美や、良い印象づけの役割で与えるものです。

そのため、
犬が「これ好き!また食べれるかな〜」
と思ってくれることが大切ですよね!

大体の市販のおやつは元々、
犬が特別な喜びを感じられるよう、
食いつき優先で作られているので、どの商品もそこまで差はないところなのですが、

この度は、
自宅の犬3頭、親戚・知人の犬 全部で3頭、
犬種や大きさ、年齢もバラバラの合わせて6頭に食べてもらった中で、
犬たちから特に評判の良かったものを選んでみました!

※食いつきや食べ物の好みに関しては、
どうしてもわんちゃんの個体差があるので、参考程度としていただければと思います。

③安全でコスパが良い

こだわれば、
犬の健康を気遣って添加物などの少ない自然の素材で、食いつきも良くて、体にいいもので…と理想は膨らみますが、

より良いものを求めて
犬に気に入ってもらえるおやつを探そうとすると、
けっこう、ばかにならないものも多くあります。

ケチるという意味ではないですが、
毎日のトレーニングで消費していくものとして考えた場合、

内容量も申し分なく、
なるべく低価格で購入できるもの
の方が、
手に入れる手段も多く、
経済的にも負担が少ないという点で
選ぶ基準の一つに入れました。

もちろん、
愛犬が口にするものなので、原材料や消化の面など
安全面にも配慮をして選定しています。

選定基準おさらい
  • 一口分あたりの大きさを調節しやすい
  • 食いつきが良い
  • 安全でコスパも良い

おすすめ犬用おやつ3選

それでは、
先の3つの基準で選んだ
トレーニングにおすすめの
市販犬用おやつを紹介していきます。

※以下に続く各商品の画像は、
クリック(タップ)すると楽天の商品ページに繋がるようになっています。
参考価格をチェックしたり、オンラインで買ったりする用としてご参考に。

1、ドギーマン『紗』

1、大きさ調整のしやすさ
長さ12cmほどの大きいスティック状で、
崩れたりせずしっかりしているが
柔らかさもあるのでカットしやすい

1cmちょっと幅があるので、
小型犬・中型犬は縦に半分にしてから、細かくしていくのがおすすめ。
大型犬は端からカットしていくだけでもOK

ベタつきがないので、
たくさん用意する時でも手が汚れないのも良い。

2、食いつき
お肉のいい匂いがするためか、
検証した6頭、
どの犬もいい反応で嬉しそうに食べたので食いつきは良し

シニアの小型犬でもすぐに口の中からなくなるほどだったので、
テンポ良くトレーニングを進めるのにも適している。

プレーン味の他にも、数種類あるので、
愛犬の好みにも合わせやすい。
低脂肪タイプもある。

※個人的な別味のおすすめ⬇︎
・砂肝入り…焼いた砂肝のような香ばしい匂いが美味しそうです。
・白身魚入り…おつまみの干しタラの匂いみたいな香りに惹かれます!

3、安全性・コスパ
ペットフード老舗大手のドギーマンの商品で
国内製造でもあるため安心。

脂肪分や添加物に関しては、
他の一般的な犬用おやつと比べても平均的。

内容量170g(約20本)で350円前後

◆カット後の個数
縦に2につに切ってから細かくカットしていった場合で、平均32個(粒)できあがる。

5kgの犬の場合、
1日の上限が3本とされているので、

3本分でご褒美96回分

※カット方法は後ほど解説

補足情報

あくまで参考程度なのですが、

筆者が、
リーダーウォークの練習初日(6kg小型犬)、
横についただけでホイホイあげるような頻度の初期段階で、
散歩も兼ねて60分ほどトレーニングをした日がありましたが、
96粒作って、20粒くらいは残りました。

惜しみなくご褒美を続けるような段階であっても、
カロリー・接種栄養としては、
健康面には、悪影響のない程度で終えることができました。

例で挙げた
「リーダーウォークの練習」の場合

うちの小型犬は、
特に運動が必要な犬種なので
長めに散歩兼トレーニングをやっていますが、

運動が少なで良い超小型犬などの場合は、
散歩時間内にできるトレーニングの

時間自体が短いため、
与える量も必然的に少なくなりますし、

大型犬の場合では、
与えられる上限までかなり余裕があるため、
健康的面では特に問題ないと言えます。

※おやつを使う派のリーダーウォークの練習の場合です。

2、ドギーマン『低脂肪 ヘルシーソフト ビーフジャーキー』

1、大きさ調整のしやすさ
質感は、
一般的なソフトタイプの犬用ジャーキーで、
崩れず綺麗に小さくカットしやすい。

長さは11.5cmほどで、
細い形状なので、
手に数本持ってまとめて切りやすく、
たくさん用意したい時も楽。

ベタつきや手につくような水分は無い。

先に紹介した『紗』と比べると、
ややしっとりとしていて重みがある。

2、食いつき
いい匂いが良く立つので、
袋を開けると皆よってくる程。

好き嫌いが多いトイプードルの子も
すっと食べてくれ、
他の犬たちも普通に喜んで食べるため
食いつき面は良しとする。


コンビーフのような、
凝縮した牛肉の香りで
犬用だから味はないけど匂いは美味しそう!

3、安全性・コスパ
こちらもドギーマンの商品で安心。

脂肪分50%カット※社内比で健康面にも優しい。
どうしても多くの回数ご褒美が必要という場面でも役立つ。

原材料には、
牛肉の他に、
小麦粉や大豆タンパクなども含まれているが
主食(栄養摂取目的)ではなく、
あくまで
犬の気分をあげるための手段として与える分の量
としては許容範囲内と言える。
※給与量の目安を守ることが前提。

内容量420g(約76本)で平均320円前後

◆カット後の個数
1本につきカット後は大体18個くらいになる。

5kgの犬の場合、
給与上限4本なので出来上がりは72粒(個)

3、九州ペットフード『わんパクッ』

1、大きさ調整のしやすさ
1cm四方の小さいキューブ状なので、
手の大きい男性などは、
ハサミなどではカット作業しにくい可能性があるが、

ハサミなどを使わなくても
手で素早く簡単に半分に割れるので便利。

※2〜4等分にはしないと、しつけのご褒美としては大きすぎるのでカット必須。

補足
拾い食い防止の練習でわざと地面に転がすなどの場合、
小さすぎると飼い主側が
投げたおやつを見失いやすいので、

その場に合わせて大きさを調節できるわんパクッは使い勝手が良い。

地面に転がす時はキューブのまま、
ご褒美のターンでは、小さく割って与えるといった使い分けができる。

2、食いつき
他人からおやつをもらうのが苦手な子が若干躊躇していたが、
しばらく手に持っていたら食べたので
惹かれる味ではあるようだ。

検証犬全体としては
あげるとまた欲しそうな顔を見せていたので
食いつき度に問題なし。

チーズの匂いが一番に香ってくる感じで、
ツルッとして弾力のある質感。

平たい面が多いため、
与えた後咀嚼が多く、飲み込むまでに若干時間がかかるので
テンポ良く次々とこなしていきたいトレーニングには不向きの可能性あり。

※上の写真は『ささみ&チーズ』だが、
ビーフ&チーズ、2種のミックスもある。

3、安全性・コスパ
『Q-Pet』のロゴでおなじみ
全国の身近なお店で手に取ることができ、
リーズナブルな自然派おやつを多数販売している九州ペットフードの商品。

ここで紹介した『わんパクッ』は、国産・無添加シリーズなどの自然派商品とは違うが、

被毛の健康に良いえごま油など、
健康に配慮した数種類の成分も配合されている愛犬の体に優しいおやつ。

犬用加工食品として、原材料は一般的なものと大きな差はないが、
九州ペットフードらしい健康への配慮が見られる商品である。

内容量300g(約230個)で300円前後

◆カット後の個数
キューブ1個を2〜4等分が理想。

4等分で5kgの犬に与える場合、
給与目安が13個なので、52個できあがる。

おまけ:dbf(デビフ)『スナックボーイ ササミカット』

「あからさまに加工されたものではなく、
ご褒美用でもなるべく自然なものを与えたい」

という飼い主さんにはこちらもおすすめ。

20gずつのミニパックで小分け。
見た目は、茹でたささみをほぐしたそのままの感じ。

水分量は、指で潰しても水分が出ないほどだが、
お肉の食感が感じられるしっとりさがある。

ささみそのものなので、
小さくちぎった時に若干ぽろぽろする。

調理保存性の関係で、
微量の食塩が含まれているので、
気になる方は注意。
(給与目安通りに上げていれば基本的には問題ない)

※筆者が食べてみたところ、下味にもなるかならないか程度の薄い塩気を感じました。

価格は、20g×5パックで380円前後

トレーニング用におやつをカット!

ご褒美用に適した大きさ

トレーニングで使うご褒美としてのおやつは、

「噛まずともすっと口の中から無くなるくらいの小ささ」

が良いとされています。

ここに注意

市販で「しつけのご褒美用に」と売られているおやつの粒は、だいたい大きすぎることがほとんどです。

例)2cmくらいのジャーキー、ビスケットなどをはじめ、サイコロ状や、三角のコロコロしたカットのチーズ・お芋などのおやつも、だいたいが「一口分が大きすぎ」です。

商品としては、
ある程度の大きさがあった方が見栄えがして買ってくれやすくなりますし、あまりに細かすぎるよりもある程度の大きさがあった方が崩れにくい(保存状態が良い)などの理由もあります。

しかし、
実際にトレーニング用として使う場合は、
求める理由が異なりますので、
準備の段階でカットするようにしましょう。

むにゃむにゃ噛んでる時間が長いと、
次のターンで再度飼い主へ集中させるのに
時間がかかってテンポが崩れてしまいますし、

いちいち、一口で噛みきれずに口から出したり食べたりしているより、
すっと食べて「はい、次もう一回!」と進める方が訓練の効率も上がります。

無駄なカロリー摂取も抑えられるメリットもあり!

実際の大きさのイメージは下の画像くらいです。

大きさにすると5mm四方。

手に持ってみると、
これで満足するの?というくらい小さい
のですが、

犬は、量ではなく、
美味しい匂いのものが口に入ったという瞬間が嬉しいので、

大きさは食べたかどうかわからない程でも、
褒められた・嬉しいという印象づけには全く問題ないそうです。

小型犬〜大型犬まで、
上記の大きさでOKです。

※大型犬で、粒が小さすぎるとあげにくいという場合は、大きめに調整するのもありです!

補足情報

ご褒美おやつの大きさの基準については、

筆者が過去に通った
しつけ教室のトレーナーさん、
動物病院主催のパピークラスでの動物看護師さん

今利用しているしつけ教材『イヌバーシティ』のドッグトレーナーしほ先生など、

犬の専門家である方々全員が、
同じことを言っていたので、
それを参考にさせていただきました。

トレーニング中のおやつ入れ

トレーニング中に飼い主が携帯するおやつ入れとしては、こちらがおすすめです。

「小さい規格のポリ袋に入れ、パーカーや上着のポケットに入れて使う」

特別な方法というわけではないのですが、

◆ポケットに手を入れるだけですぐに取り出せるので、褒める瞬間に遅れることなくあげやすい。

◆特別用意しなくても普段着ている服なので勝手が良い。

◆おやつを取ろうとしている仕草が犬に悟られにくいので、犬がおやつ目当ての行動になってしまうことが減る。

など、
しっかりトレーニングに集中できるメリットもあるので、この方法はおすすめです。

ビニール袋なので、
余ったら口を閉めて次のトレーニングまで取っておけるのも良いところです。

写真で大きく捉えているのでわかりにくいですが、
この袋の大きさは、
ヨコ15cm×タテ25cmです。

こんな感じで、
ビニール袋を浅く織り込んでポケットに入れると、
袋に手が引っかからずにおやつを取り出しやすいです!

ちなみに一般的には、
犬の訓練用のおやつポーチを使うことが多いと思いますが、

ポーチをつけるとおやつがもらえる、と関連づけて
ポーチがないとやる気が下がる犬も中にはいるそうなので
(過去にトレーナーさんが言っていました。)

視覚的に勘付かれない対策としても、
ポケットをおやつ入れ場に使うのはおすすめです。

最後に

市販でたくさん売られている犬用おやつで迷っている中、

この記事が
「これを試してみようかな」というきっかけになっていれば幸いです!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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