成犬・社会化期を逃した子犬も再挑戦できる!練習ができる場所は?都内編

成犬・社会化期を逃した子犬も再挑戦できる!練習ができる場所は?都内編

自分以外の犬・同居犬以外の犬と
喧嘩や威嚇をせずに穏やかに接することができるようになれるかどうかには、

犬本人の性格以外にも、
「社会化」ができているかどうかが大きく関わってくるわけですが、

以下の理由で、
犬の社会化を十分にできないまま成長してしまったわんちゃんは、日本にはたくさんいます。

◆ワクチンを打ち終わるまで外に出せなかったため社会化期を逃してしまった
◆他の犬と触れ合う機会がなくて、犬を見ると緊張・興奮する子に育ってしまった

実際に犬をお迎えして
成犬になってから、または、ある程度育ってからハッと気づいて現状を知った
という飼い主さんも多いでしょう。

この記事では、
犬の心の健康・心の成長に大きく関わる「社会化」に注目して、

愛犬が犬に恐怖心や敵対心を持つことなく、
穏やかな気持ちで散歩を楽しむことができるようになるため

おすすめ練習場所を紹介します。

おすすめ練習スポットについて

具体的な練習スポットについては、
都内・近郊地域からアクセスできるところを紹介していますが、

「おすすめ理由」項目で解説している内容は、
各お住まいの地域で練習場所を探す参考にもなるので、
「紹介されているところは遠くて行けないな…」

という方も、
ぜひ選ぶ基準や特徴を知る目的でチェックしてみてください!

「社会化再挑戦」におすすめのスポット

社会化練習の再挑戦にあたって、
おすすめする練習スポットを紹介します。

次の3つの段階の
どれにでも対応しているところを選んでみました。

段階A:直接触れ合わせるのは心配・初めて犬に慣らす練習を始める

段階B:他の犬の存在には慣れてきたけれど、もう少し様子を見たい

段階C:興奮したり吠えたりしてしまうので、刺激が少ない状態から練習したい

国営昭和記念公園 ドッグラン

【概要】
東京都立川市に所在する国営昭和記念公園。
子供の遠足や、家族でのピクニックなどで毎日多くの人が訪れる国営公園ですが、

こちらのドッグランは設備も良く、
管理が行き届いていて初心者にも使いやすいようになっています。

練習に安心なポイント

初心者用のエリアが設けられているのが良いところ》

くつろぎエリア
ドッグランの敷地の一角には、
「くつろぎエリア」という区画があって、

犬を走らせる、ボールで遊ぶといった
アクティブな動きをさせないという条件で利用することができるようになっています。

他の犬に慣れていない段階では、
周りで犬が走ったり騒いだりする環境だと、まだハードルが高いですよね。

その点、このエリアでは、
興奮を掻き立てる要素が少ないため、
自分以外の犬という存在は「敵じゃない・おともだち」だよということを体感してもらう練習に適しています。

◆ビギナーズエリア
他の犬と隔たりなく同じ空間だと
ブルブル震えて萎縮してしまう
などの段階であれば、

くつろぎエリア内の中の、
さらに囲まれた小さな区画「ビギナーズエリア」がおすすめ。

ゆっくり過ごす犬のエリア内、
且つ、樹脂製のフェンスで守られる
安心状態
になるので、

目の前を歩き回る犬の姿に慣らしたり、
他の犬の匂い・存在に抵抗を無くしていったり、

そういった練習をするのにぴったりです。

※ビギナーズエリアは、複数人・犬が同時に使用可能です。
どうしてもうちの子だけの状態じゃないと心配、
という場合は利用状況を見ながら利用することになります。

ドッグライフカウンセラーのスタッフの方に相談することもできます。(無料)

しつけも頑張っているけど
たくさん吠えてしまう癖がまだあって、
他の飼い主さんの目が心配…
などの場合は、
一言、問い合わせてみるとより安心です!

攻撃に発展する可能性がある・勢いよくガウガウ吠えてしまうなどの段階の場合は
➡︎【こちら】をご参考に!

通常エリアに関しては、
一般の他のドッグランと同じように、
小型犬優先・大型犬優先など、
犬の大きさ別に区切られているので、

初心者用エリアで慣れてきたら、
次のステップとして通常エリアに挑戦することができます。

【ドッグラン利用に必要な料金】

  • 昭和記念公園の入園
    一般450円、中学生以下無料、65歳以上210円
    ★ペット同伴契約書の記入・提出(無料)
  • ドッグランへの入場:無料※
    受付で狂犬病・ワクチンの証明書の提示が必要。

※愛犬登録カード発行(任意):
発行料200円(一頭につき1枚必要)

ドッグラン入場口受付で、
「愛犬登録カード」を発行しておくと、

次回入園・入場時から、
公園の入園時に必要な「ペット同伴契約書」、
ドッグラン受付で必要な狂犬病・ワクチンの証明書を毎回提出しなくても、
カードを見せるだけで入れるようになる。
※公園の入園料は必要

ドッグランの中に入らなくてもできる社会化練習

吠え・攻撃が心配なわんちゃん

他の犬がある程度近いたほどで、
吠えスイッチが入ってしまうわんちゃん

すれ違う時にガウガウしてしまって、
喧嘩腰になってしまうわんちゃん

ドッグランの敷地内では、
すれ違う他の犬との距離も当然近くなり、
もしもの時の対応も考えなければならないリスクがあります。

しかし、
犬に慣らすためには「他の犬の存在」が必要です。

そこで、
勢いがあるわんちゃんの練習場所としておすすめするのが、
「ドッグランの入場口付近」です。

ドッグランには入らずに社会化練習をします。

公園の敷地内同様、入場口周りも、
とっても広々として開けているので距離がとれますし、

ドッグランを利用する人たち・犬たちが多く出入りしているので、
愛犬に犬の姿を見せ、行き交う環境に慣れさせる練習をするのにぴったりです。

練習方法例
遠くの方から徐々に近づきながら、慣らしていく。

1、愛犬が落ち着いていられる距離でオスワリ(マテ)などで一定時間様子をみる。

2、大丈夫だったら、犬が行き交う方へ少しだけ近づく。

3、1と2を繰り返す。

▶︎もうワンポイント
コマンドに従った動作をさせるという形的なものだけでなく、

愛犬自身の意識として、
「飼い主さんといれば安全」「飼い主さん他の犬に警戒してないから、僕は黙っていよう」といったように、

犬が、自分の行動の方向性を決める時に、
飼い主の方針や意向を尊重するような意識を持っていると、
オスワリやマテなどのコマンドが効きやすくなります。

座る・待つなどの
形だけの動作だけではなく、
愛犬との意識的な連携が図れるようなトレーニングを自宅で並行しておくのがお勧めです!

今まで苦手で通ってしまっていたものを克服するとなると、肩に力が入ってしまうものですが、

今回紹介した
昭和記念公園のような、広く解放感がある場所ならば、

社会化練習だ!と気を張らずとも、
お出かけも兼ねてゆっくり練習できるので、
そういった面でもおすすめです!

国営昭和記念公園ドッグランの詳細ページはこちら

昭和記念公園への交通・アクセス、開園日時などは以下の公式ページにあります。

【昭和記念公園ウェブサイトのホームページはこちら】

練習の前に「犬に関する知識」を確認しておくことも大事!

社会化練習には実践が一番ですが、

ただ単に、
「さあ、行ってきなさい」
「体験を重ねて慣れていこうね」

と犬を送り出すだけでは

かえって逆効果になってしまう場合もあります。

環境や刺激に慣れるだけでなく、
以下の項目も併せて視野に入れておくことで、
せっかく頑張ったのに全然よくならない!
という事態を防ぐことが可能になりますし、

何よりも効率よく社会化練習を進めることができます!

社会化練習以外に必要なことは2つ!

◆「環境や刺激への抵抗を和らげるためのトレーニング」を並行して行う

・興奮しそうになっても、飼い主の指示・コマンドによって落ち着く練習をしておく
・愛犬自身が、興奮を自制できるようになるための訓練を並行する
など。

ここがポイント

興奮・パニック状態で、
他の犬などの刺激に触れさせることは、

慣れるどころか、
受け付けなくなる練習をしているようなものになってしまいます。

苦手克服には平常心が大切なのは犬も人間も同じです!

◆「犬の心理や行動についての知識」を飼い主がきちんと学んで知っておく

苦手克服にNG行動をしてしまうのは残念。
・愛犬が怖がっている、吠えてしまったからといって抱き上げてなだめてしまう
・ガンガン吠え始めてしまった後に叱ったり、リードをぐいぐい引いてどうにかしようとしてしまう
など。

ここがポイント

愛犬を守るため、なだめるため、

良かれと思って繰り出した行動が、
実は犬の恐怖心や闘争心を煽る練習になってしまっているなんてこともあります。

対応によっては、
人間の子供や、人間の弱いものを守るためにやってあげる行動が、
実は犬の心を弱くして、かえって苦しめてしまう場合もあります。

せっかく社会化練習をしようと踏み出した
愛犬を思う気持ちが台無しになってしまわないように、

犬の心理や行動をしっかり学んでおくことが重要です。

トレーニング・犬の行動や知識の両方を学ぶには?

せっかく、
愛犬のために、
愛犬がもっと楽しく生活できるよう
にと、
行動を起こしているのであれば、

本屋のしつけハンドブックやネット情報だけではなく、

しつけ教室やしつけ教材などの
きちんとした情報源から、
理論から体で覚える実践までを一通り学んでおくことをおすすめします。

※学びの手段をすぐ知りたいという方は
➡︎【こちらをタップで項目へ飛びます】

《なぜ、ネットのしつけ法記事・しつけハンドブックをおすすめできないのか》

◆ネット記事というものは、
たくさんの人に、ある程度の時間をかけて
なるべく記事の最後の方まで見てもらうと

そのサイトの評価が上がって検索結果に出やすくなる、
そうするともっと多くの人に見てもらえる、

という仕組みを持っています。

その理由から、
ネット記事でのしつけ方法は、
読んでも飽きないようなコンテンツにしていることが多いため、

結果として、概要的なものばかりで、
本当に必要な情報が欠けている記事になってしまっている
のです。
(大手の企業のサイトはそういう目的のものが多い傾向があります)

◆本屋のしつけ本(専門書でない)の場合は、
手軽に手に取ってもらい易いようなコンテンツにしていることが多いのが欠点になります。

必要な事項はまとめていながらも、
犬を飼った時の楽しさのイメージが膨らんで、
「読んで楽しかった」と感じてもらうのが目的のものがほどんどです。

本屋でちらっと試し読みした時、
本気の理論や現実が並べてあるより、
楽しさや夢が膨らむ内容の方が購入してもらいやすいですからね!

突き詰めたことが書いてない点で考えると、
ネット情報とさほど変わらないとも言えます。

もちろん、
ネットの情報などで、
絶対不安がないというところまで情報が出てきた場合は問題ないですが、

上で説明した理由により、
基本的にはおすすめできません。

《自宅で総合的に学ぶ》
学ぶ方法は数々ありますが、
ここでは「しつけ教材」をいち手段として紹介します。

理由としては、
しつけ教室や良いトレーナーさんを頼めるところが近くにないお家や、
経済面を配慮をしたいというお家でも、

負担が少なく、
自分のペースで学ぶことができて、

いつでも不安な時に見返して実践に臨める

といったメリットが強いため、
しつけ教材という手段をおすすめとしました。

おすすめ教材

『イヌバーシティ』

イヌバーシティでは、
しつけの三大柱として、
1、主従関係
(上下関係ではなく、信頼関係の意味)

2、コミュニケーション
3、社会化

の3つの土台で
愛犬との生活を豊かにするための術を学んでいくことができます。

《社会化練習への結びつきの流れ》
犬という動物の物事の考え方や心理を知ることからスタート。
⬇︎
愛犬の思うことがわかり、
飼い主が愛犬に伝えたいことが伝わるような
コミュニケーションの取り方(指示の仕方)を身につけ、

さらに、
主従関係(親子間のような信頼関係)を作ることで
愛犬は、飼い主の言うことについていく安心感が芽生えます。
⬇︎
そして、
犬が動揺しそうになっても、
パッと指示に気持ちを向けてくれやすくなり、
落ち着いた状態を保つことで、
⬇︎
社会化練習を行った時に、
「相手の犬は何にもしてこなかった!」
「なんだ、緊張しなくても平気じゃん!」

という成功体験を多くできるようになります。

◆実際の詳しい内容や、
購入者の声など、具体的な情報をまとめた記事も多数ありますので
ぜひご参考にお使いください!
記事一例↓

上記以外のイヌバーシティ情報記事はこちら
➡︎こちらをタップで記事一覧へ

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