柴犬という犬種は、
性格や心理的な特徴などが他の犬と違うと言われていたり、
特殊にみられることが多い犬種でもあります。
問題を直すことが難しく、
柴だから難しいのかな…と目入りそうになってしまう飼い主さんも少なくないと思います。
ネット情報や本を調べ尽くしてもまだ、
しっくりくるものがないことも多いでしょう。
その様な中で、
有効なしつけ直し方法を探しているところで
『イヌバーシティ』という教材について目にした方もいるのではないでしょうか。
イヌバーシティとの相性は?
どの犬種でも同じ様に取り組める、という点が人気の要素の一つでありますが、
気になるのは
「柴犬」でも大丈夫なの?という点です。
柴犬が特殊と言われる理由と特徴
一般に、
柴犬によく言われている特徴やイメージとしては以下のものが挙げられます。
・元々は生粋の狩猟犬。オオカミの遺伝子が多く残っていて、愛玩犬として改良されていないから普通のしつけは効かない。
・触られることに抵抗がある。ベタベタしたスキンシップが苦手。
・自立心が高く、自分の意思を通し、嫌なものは嫌と筋を通す性格の子が多い。
・頑固で、自分がこうと思ったら違う意見には従わない。
・洋犬と違うので、厳しく躾けないとだめ。褒める、おやつでのしつけは効かない。
・気分屋で、こちらに集中させることができる時間が非常に短い。
このように、
一筋縄ではいかない犬種として目を向けられることも多い柴犬です。
我が家の愛犬を見て、
「やっぱ洋犬とは気質が違う気がする」と、
肌で感覚を覚えた飼い主さんも多くいるのではないでしょうか。
巷でよくある、
おやつで褒めちぎって、スキンシップをいっぱいとって楽しく訓練しましょうね〜という感じの
「洋犬向き」っぽいしつけ方法が、柴にも通用するのか?と疑問に思うことも多いでしょう。
うちの子にも通用するしつけはできるの?
では、
今回注目している『イヌバーシティ』でしつけを実行した場合はどうなるのでしょうか?
結論からいうと、
イヌバーシティと、
柴犬との相性は良いです。
それでは、
その理由と、実際の体験者たちの様子をこれからお伝えしていきます。
イヌバーシティで柴犬はどうなった?
しつけのやり方や理論などが、
問題改善に向け導いてくれるというのは、
教材という物の役割としてもちろん当然であり、
イヌバーシティにおいても、
学べる確かな技術や、身につけやすさが、
たくさんの飼い主さんから評判になっている理由であります。
2018年発売より4年目に入る今までの間には、
イヌバーシティを手にとって、
しつけの改善に取り組んでいる柴犬のお家もたくさんいます。
そんな数多くのイヌバーシティ実践者の中から、
愛犬が柴犬であるお家に注目して、
その犬たちの変化や、実践者たちの感想を見ていきましょう。
各々の悩み内容と柴犬たちのその後
それでは、
教材を利用したその先、
各お家の柴犬たちがどうなったのかを見てみましょう。
◆情報参考元について
以下の参考例は、筆者が参加している、
イヌバーシティのWEBセミナー内、同セミナー参加者限定のFacebookグループの投稿の一部を拝見した中で、筆者が感じた印象・感想をまとめたものです。
セミナーやFacebookの投稿内容は、著作権により原本や詳細情報などを転じて載せることができないため、
悩みと成果の紹介部分は、雰囲気程度となりますがご了承ください。
参考例①ひどい引っ張り癖
【筆者からの印象・感想まとめ】
この飼い主さんの投稿には、
トレーニング中の動画も載せてあったのですが、
そこでのわんちゃんの様子を見たところ、
強い引っ張り癖があったとは思えないほど落ち着いた足取りで、リードを弛ませてゆったり歩く姿がありました。
柴犬の特徴として、
飼い主側がリードで引っ張ることで、犬を物理的にどうにかしようとしても、
犬の意思が固くて余計にいうことを聞かなくなってしまうという事もよくあります。
とはいえ、
この方は、リードでのコミュニケーション方法を身につけて、
うまく愛犬を誘導していていました。
この飼い主さん曰く、
イヌバーシティで学ぶ前は、
つい、リードでどうにかしようとして、
かえって全くいうことを聞かなくなる
といった、柴犬によく見られる行動も、日常でよくあったそうです。
飼い主さんの経過報告を見たところ、
まだまだ目指すところは先にあるとして、
苦労しながらも、今もトレーニングを続けているようです。
その一方、
これからも意欲的にチャレンジを続けていくという意志の、前向きなコメントも見られました!
◆柴犬との相性の面について①
前向きなコメントがでるということは、
少しずつでも、きちんと成果が出ている証拠とも言えます。
学んで試していく中で、
うちの子には合わないと思ったり、不審感が湧くものであれば、
今後も続けて頑張ろうなんて思いません。
参考例②触られることが苦手
※イヌバーシティ式「ホールドスチル」について
➡︎記事の後半で、トレーニング方法の仕組みなどを解説している「特殊と言われる犬種でも取り組める理由」の項目で説明しますので、このまま読み進めてご覧ください。
【筆者からの印象・感想まとめ】
ウェブセミナーで、このお家のトレーニング風景の動画を見たのですが、
素人目に見ても、落ち着いて飼い主さんに身を委ねているのが伝わってくる感じでした。
仰向けに飼い主さんの膝の上に抱かれ、
鼻の先から頭の後ろまで何度も手のひらで万遍なく撫でられていても、
なんの抵抗もなく膝の上でいい子にしていました。
マズルを触るのを嫌がって顔を隠してしまうという悩みがあって、
セミナーでの質問用に送っていたのが、このトレーニング風景の動画だったのですが、
動画で実際のその子の仕草や様子を見た
しほ先生のアドバイスはというと…
「嫌がっているのではなく、心を預けている態度の表れ」といった内容でした。
つまり、
ホールドスチルのトレーニングが、うまく進んでいる証拠ということだったのです!
◆柴犬との相性の面について②
柴犬なら、
「もっと嫌な態度を出したり、前足やマズルは触らせないと頑固を通すもの」というイメージがありますが、
イヌバーシティでの
ホールドスチルのやり方では、
本来、ベタベタ触られるのを拒否しがちで、
嫌なものは嫌!の、
頑固な犬種である柴犬でも、
反発せずにちゃんと触らせてくれる子になれるということがわかりました。
ちなみに、
上で紹介したお家以外にも、ホールドスチルの成果をFacebookに投稿している人・今チャレンジ中の人も複数人いて、
「歯磨き練習が始められるくらいまで進んだ」
「爪切りを大人しくさせてくれるようになった」という経過報告もありました!
また、
最終ゴールへはまだ先、という段階の投稿などは見られましたが、
続けているけど、もうお手上げ!というお家はありませんでした。
参考例③興奮しやすい
【筆者からの印象・感想まとめ】
この飼い主さんの投稿に載っていた動画では、
散歩中に「来い」のコマンドを練習している風景があったのですが、
横からワンワン吠えてくる通りすがりの犬がいても、
ほとんど動じることなく、
しっかり飼い主さんの方へ目線を向けて、
呼ばれたら足元まできて座る、
という動作が繰り返しできている様子でした。
ちなみに、
このお家は、イヌバーシティの大元であるしほ先生経営のワンコワークスへ預かりトレーニングを数回お願いしています。
これまでの成果が、100%飼い主さんの自力で、
というわけではなく、プロのトレーナーさんの力を借りていることにはなるのですが、
注目すべき所は、
100%イヌバーシティ式のしつけでここまでお利口になっていった、ということです。
飼い主さんは、
教室での直接指導に加え、自宅では引き続きイヌバーシティを使って、毎日のトレーニングに繋げて行っているようでした。
わんちゃん本人は、
トレーナーさんから「来いのコマンドの意味や、自分がすべき行動について」を身につけ、また他のわんちゃんとの交流の仕方を学んで帰ってくることになるのですが、
飼い主さん曰く、
まだ、自分が指導すると、犬の気分や意思に惑わされそうになってしまい、しつけ教室で愛犬が身につけた力をうまく引き出せていないとのことでした。
一方、
教材本編や、セミナーでのアドバイス、ワンコワークスで得たことが、毎日の励みになって、それが生きているといったことも述べていました!
◆柴犬との相性の面について③
しほ先生に直接預けるということは、
必然的に教材と同じ方針・やり方でのトレーニングとなります。
その環境の中で、
今まで問題だったことが解消されていったという事実を見ると、
イヌバーシティのしつけの方針や方法は、
柴犬との相性は良く、十分に通用するものだということがわかります。
ちなみに、
この飼い主さんは投稿の中で、
「ワンコワークスから帰ってきた愛犬が、とても楽しそうな顔をしていた。」
「今後もまた教室の方も利用したい」といった内容のコメントもしていましたので、
愛犬に良い影響があったのは間違い無いでしょう。
特殊と言われる犬種でも取り組める理由
多くの柴犬がイヌバーシティでの学びで良い変化を遂げていることがわかりましたが、
ここでは、
その学びの仕組みとトレーニングの特徴について解説します。
楽しさと義務感のメリハリ
イヌバーシティ式のしつけ方法では、
犬の気持ちを持ち上げ、訓練への興味を保ちつつも、
教えられたルールを、犬自身が自主的にしっかり守れる犬になれる工夫が散りばめられています。
柴犬は、自立心が高い。
つまり、指示を待っているばかりでなく自分で考えて行動することができる子が多い犬種です。
そのため、
飼い主側が、率先して指揮をとるように心がけていないと、犬の方がどんどん自分の考えで進んで行ってしまうことも多くなります。
集中力が短い、
気分を乗らせるのが難しい、
大袈裟な褒め方・叱り方が苦手といった個性がある子でも、
それぞれ対応できるようになっています。
もし、
本編を見て、いまいちニュアンスやタイミングがわからないと思った場合があったら、
WEBセミナーで質問することで、しほ先生やトレーナーの皆さんから、直接細かなアドバイスをもらうこともできるので安心です。
※WEBセミナーは、別途申し込みが必要です。申し込みから1ヶ月は、途中解約含め、完全無料。
セミナーについての詳細は以下の記事でも紹介しています⬇︎
苦手を苦手のままにしない
触られることが苦手、飽きっぽい、頑固など、
犬種の特性だからしょうがないんじゃない?と思われる特徴があっても、
アプローチ+かける努力次第でマイナス点は克服できる!というのが、イヌバーシティ式のしつけの特徴でもあります。
ちなみに、
よく、柴犬のような和犬には、洋犬と同じしつけのやり方は意味がない・効かないという意見も見られますが、
実際、
イヌバーシティでは、和犬も洋犬も、同じ理論・同じ手法で行い、
どの犬種であっても改善が見込めるようになっています。
では、なぜ、
特徴的な要素が多い柴犬や和犬種でも、
同じ方法でしつけの改善が見込めるのでしょうか。
柴犬でもやってOKなトレーニング
イヌバーシティで、共通して行うトレーニングを一つ紹介します。
主従関係(=信頼関係)を築くための方法の一つである
「ホールドスチル」についてです。
飼い主に身を委ね、心を預ける気持ちを育てることが目的の手法の一つですが、
このトレーニングを続けることによって、
手足や口の中まで、触られることに抵抗がなくなる犬にすることができます。
むやみに触られることを嫌がる傾向がある柴犬では、
慣れるまでに多くの時間をかける必要がある可能性もありますが、
イヌバーシティで教えてくれるポイントや注意点をきちんと守って取り組めば、
かかる期間は違えど、どの子でも同じ着地点に到達することが可能です。
大切なのは、
苦手だからうまくいかない、
と途中で諦めたり方針を変えたりしてしまわないこと。
注意点を無視したり、自己流を挟んだりせずに素直に取り組めば、
必ずちゃんと触らせてくれる子になるようになっています。
イヌバーシティ式のホールドスチルは、
柴犬でも安心して取り組むことができます。
記事の前半で、
購入者の実践と経過についてのところで一件紹介しましたが、
イヌバーシティを購入した人は、全員、ホールドスチルをやっています。
教材本編では、
飼い主との関係づくりの基礎として、必須項目となっているためです。
柴犬をはじめ、
その他の和犬も、トレーニングの積み重ねによって成果を上げていますので、
しほ先生流のホールドスチルは安全性・効果面ともに信頼できるやり方です。
苦手になりやすい部分だからこそ、
慣れさせることに重点をおくことが大切でもありますので、
そういった弱点も同時にカバーするために、しほ先生はホールドスチルを取り入れています。
※このトレーニングの具体的な流れや、しほ先生のやり方の方針については、以下の記事で詳しく解説しています。
ホールドスチル以外でも、
しほ先生が教えてくれる、
各方面、様々なトレーニングや知識を通すことで、
本来、
柴犬が陥りやすい問題や、発生しやすい癖を抑えたり、
また、
知らず知らず悪化してしまった部分を、
今からでも修正していくことが可能になります。
まとめ
以上、
「柴犬のしつけとイヌバーシティの相性」について解説させていただきました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
気難しい柴犬の飼い主さんは、
その分努力や困難も多いことだと思いますが、
輝く日本の宝「柴犬」の飼い主の皆さんを応援しています!!
◆この記事で紹介した、
イヌバーシティの公式サイトはこちらからも見れます。
愛犬家歴20年。
現在、愛犬3頭と暮らしています。
今の愛犬たちのしつけに取り組む中で、
犬との関係性の大切さを改めて実感しております!
さらに力をつけるべく、
現在、ドッグトレーナー資格勉強中です。
「一般飼い主目線でほしい情報を
豊富にわかりやすくシェアする」
をモットーに、
日々リサーチを重ねています。
たくさんの飼い主の皆さんと、
犬と暮らすことの楽しみや、
大変だなということも共有できたらうれしいです!
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