犬に伝わる「ダメ」の仕組みを知っていますか?

犬に伝わる「ダメ」の仕組みを知っていますか?

愛犬のしつけの中で、
良いこと・やってほしくないことをはっきりさせるために、

「叱る」という場面があります。

しかし、
いくら一生懸命伝えようとしても
「ダメ」が伝わらないという飼い主さんが多くいるのも現状です。

記事の概要

ここでは、
なぜ、叱ってもいうことを聞いてくれないのか

「ダメ」の意味が犬に伝わる仕組み

愛犬をうまく指導できるようになるためのヒント

を紹介していきます。

ダメが伝わらない。私の叱り方のせい?

愛犬に
きちんと良い、悪いを教えたくて、
態度やタイミング、声のトーンに気をつけながら叱っているのに

・全然癖が直らない
・叱っても無視される

というお家は多いのではないでしょうか。

私の叱り方がよくないのかな

間違ってるのかな

なめられているのかな

はたまた、
ここは叱る以外のことをしないといけないのかな

と、
どうやって叱ったらいいのか
効果的にダメを伝える方法を知りたい

と情報を集めている飼い主さんがたくさんいます。

声のトーンや毅然とした態度なども、伝える要素として大事です。

しかし、実は、
犬が今のダメだったんだ、
と理解・納得するには

叱り方やその時の態度だけでは伝わりません。

ここがポイント

効果的に「ダメ」をわかってもらうには、

まず、何が正しいのか(正解の基準)を教えること

犬から、信頼できる指示をしてくれる人と思われる飼い主になる

この2つをクリアすることが大切です。

一見、少し大回りになる感じがしますが、

頭から「これはダメ」と直接働きかけ続けるよりも、むしろ効率的で、

犬自身、自分が本来した方がよかった行動を知っていた方が、

良い・悪いが分かりやすく、ルールの共有がしやすくなります。

今までは…
叱られても
「飼い主さん、怒ってるっぽいけど、
なんのことを言っているんだろう

という風にしか伝わらなかったのが、

正解を知っていると…
叱った時に
「あ、やべ。そうでした、ごめんなさい〜」

と、犬の中で
何が正しかったのか、
なんで怒られたのか、が明確になり、

結果として
「ダメ」が伝わりやすくなる、ということです。

ここだけを見ても、

好ましくない行動を
修正したいと思って、
いきなりダメを伝えようとしても効果が得られない
ということがわかったと思います。

だから、犬の気持ちを知っている人はこう対応する

よく、しつけ教室の口コミなどで以下のような感想が見られます。

問題行動で困っているから
直してほしくてしつけ教室に行ったのに
トレーナーさんがおやつばっか使って訓練している

餌で釣ることしかしないみたいなので、このトレーナーさんは、うちには合わない。

これは、
犬に「ダメ」の意味を教えるまでの
準備段階
だということを知らない(説明されていない)などで起こる
誤認識の一つです。

先ほど、
正解を知らない犬には、
頭から叱るのではなく、

その前に
じゃあどうすればいいんだ、という
正解の基準を共有することが必須になる
という話をしましたが、
これがまさにその実行例です。

大概、
右も左もわからずに、
しつけ教室に助けを求めて駆け込んだ飼い主さんが
「おやつばっか使ってる」と感じる場面は、

まず、
何がダメなのかの基準を作るために、
正解の行動を教えている段階の場面である
、というわけです。

もちろん、
おやつを使うか使わないかは、
訓練の種類や、トレーナーさん個人によっても違いはありますが、

注目するところは、
「ダメと伝えたいのなら、先に正解を教える」ということが得策ということがここでも分かりますね!

ここがポイント

こうした
犬の心理、頭で考えられる範囲を
把握でき
なくてはいけない
のは、

プロだけではありません

一緒に生活している飼い主さんこそ
犬の心や考えていることの仕組みを一度はさらっておくことが大切です。

犬は、ただ単に条件付けだけで動く動物ではなく、
団体の中で生きる身として、
社会・立場のルールを意識できる動物です。

一方的な叱りで「パワハラ」になる前に、
一度、犬とのコミュニケーションの取り方をちゃんと知る機会を作りましょう!

教えたことを犬がしっかり守ってくれるためには

【ダメを効果的に伝えるためのもう一つのポイント!】

これが正しい行動だよ、
こういう時はこうしてね、

という決まりを

犬の意識の中で定着させるため、
教えられたルールを守ろう」と思ってくれるためには

教える立場の人が、
信頼・尊敬できる人でなければなりません。

人間社会でも、
親であれ、学校や職場の先輩であれ、
普段の行動や言っていることがちゃんとしている人でなければ

この人の言うことを守ろう、
という意識にはなりません
よね。

何が気に食わないのか、いつもピリピリして
こっちは心当たりない事をガミガミ叱ってくる上司は、

「また〇〇さん、なんか言ってる」
と思われるだけで慕われませんし、

その人が必死に何かを訴えても誰の心にも響きません。

その関係性は、犬も同じです。

ここまでのおさらい

以上のことから、
犬にダメを伝えたいのならば、

まず、
正解を教えてルールを共有する。
指示を素直に聞き入れてもらえる人物になる。

というのが必須ポイントだということが理解できたと思います。

ここまで話を聞くと、
これから一から積み上げていくのか、
という感じがして、

時間かかりそう、
残念だけど忙しいから無理かも、

と感じてしまいますが、

実は、
知ること、覚えること、実際にやることは全く難しいことはありません。

筆者も使っているおすすめ学び源

以上の仕組みや理論は、
私が学んだ『イヌバーシティ』という家庭犬のしつけ教材から得た知識を取り入れて解説しました。

なんでInuversityっていう名前なの?

University「ユニ」バーシティ(大学)をもじってInuversity「イヌ」バーシティと名付けられています。

大学というのは、
専門分野を詳しく学ぶ場です。

犬をどうにかするだけのノウハウではなく、
私たち飼い主自身が、
自分の犬についてしっかり学ぶ場

それがInuversityイヌバーシティです。

※専門的な言葉は一切使われていなく、
初心者・一般の飼い主さん向けの教材です。

イヌバーシティで学んでみると…

今まで、
何も知らないで調べた
「しつけ方法の記事」が表面的な情報だったということがわかります。

しつけに関して知っておくべきことを
一通りきちんと知ってから
ネット記事に戻ってみると

今の世の中の、
しつけの認識の「ヤバさ」がよく見えてきます。

古い、間違っている、というよりも、
情報が浅いです。

それが、
わからないで調べた人が失敗する原因になっていることが見てわかります。

叱る事ひとつにしてもそうです。

当然と言えばそうですが
「犬 叱り方」と調べれば、
声のトーンなど、ダメを伝える部分の方法しか出てきません。

困ったことがあったら
頭から取り掛かって解決するような方法で終わらせている記事がほとんどです。

何がダメだったかわからない犬に、
「ダメ」を伝える方法を一生懸命発信しても…?

…言いたいことは、
これまでの説明を見てきてわかったと思います。

このように、
今、世の中に溢れているネット情報だけでは
情報や表現が足りなくても、
初心者や、わからないで調べている人は気づくことができません。

だからこそ、
犬のしつけに関しては、
初心者や、一から調べる人にとってはネットだけだと不安が大きいのです。

そのため、
犬のしつけに関しては、
ネット仕込みの情報だけで完結させるのではなくて

そこできっかけやヒントを得て、
それをもとに、
ちゃんとした情報源を手にして完結させましょう。

※ちなみに、
当ブログでは、しつけへの考え方の提示〜飼い主さんへの学びのおすすめを解説していますが、
具体的なしつけ方法・改善方法などは載せていません。

なぜなら、
さらっと調べられる記事1ページほどで、必要なことを字面で書いて、読んでもらって、細かい解釈もバッチリ伝えることは不可能だからです。

きちんとした情報源

その点、
イヌバーシティでは、
断片的に調べた内容で終わってしまうネット情報とは違い、

犬目線の考え方や思考について、
一般の飼い主レベルでも
知っておくべきところを順を追って教えてくれて、
ちゃんと理解した上で策
を教えてくれます。

何もわからない状態で始めても、
情報の取りこぼしも防げるので、結果もきちんと出ますし、

教えてもらったからやっている、
こうすればいいと書いてあったからやっている、
というやらされ感ではなく、

納得して自分の力で対応できます。

それが犬に伝わる大事な要素でもあります。

この教材の指導者しほ先生が、
丁寧で興味をそそる解説をしてくれるので
初心者でもスッと頭に入る内容になっています。

実際の講義では、
普段の生活〜問題行動(無駄吠えなど)の各場面で、
犬へ良い・悪いを教える方法を
うわべだけではなく、
きちんと仕組みから知ることができ、

ネットのしつけ方法記事などで陥りやすい
失敗やリスク自分で見極められるようになります。

一方的な主張・すれ違いを1日でも早く無くすために

普段の、
問題を直させたくて、
悪いことだと教えたくて
「叱る」という目的の先には、

愛犬が人間の家族や社会の中で、
うまく馴染めるように

警戒や攻撃をしなくても安心だよと伝えるため
という想いが込められていると思います。

それが、しつけというものですよね!

だからこそ、
ただ単にいつも怒っているガミガミ飼い主と思われながら
十何年も過ぎていくことにならないために、

犬のことをまずきちんと知って、
もっと犬に伝わるように教えてあげることを第一目標にしましょう!

ここでは、
この記事を書いている私自身が、
実際に中身を体験しているということもあり、

より精度の高い情報を伝えられるということで、
『イヌバーシティ』というしつけ教材を紹介しました。

もちろん、
他のしつけ教材でも、
お住まいの地域のしつけ教室でも、
きちんとした情報源であれば飼い主が必要なことを学ことができますので、

ここが重要

愛犬とのすれ違いをなくして、
コニュニケーション・連携感をもっと楽しめるよう、

この機会に
「犬について学べる手段」について
ちょっと調べてみてはいかがでしょうか。

もし、
お家の近くに良さそうなドッグトレーナーさんが見つからない

しつけ教室となると費用がきつい

という方はぜひ、
こちらの記事で紹介した学び手段(イヌバーシティ)も候補に入れてみてください。

・公式サイトにも教材の内容・実践者の感想などが詳しく載っています。

★このブログでは、
イヌバーシティに関して、
総合的な内容・教材の使い方〜具体的な問題行動の項目の紹介記事など、詳しくまとめた記事をたくさん投稿していますのでチェックしてみてください。

投稿済みの記事、公式サイトに載っていない「これってどうなの?」という疑問があれば、お気軽にコメントで質問してください!

・イヌバーシティで実際に成果を上げた人たちの声に関しては、以下のページでまとめています。

・詳しい内容については、以下のページで把握できます。

・イヌバーシティでの、
無駄吠えや甘噛みなどの直し方も知りたいという方は、以下の一覧ページから目的の記事をご覧ください。

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