わんちゃんを飼い始めて、
まず最初のチャレンジとなるのは
トイレトレーニングですが、
本やネット記事に書いてあるふうにやっているのに、全然覚えてくれない日が続くと、
この先とても不安になりますよね。
日本全国たくさんの飼い主さんが,
トイレの教え方に悩みを抱えているのですが、
それは
単なる勉強不足でも、
犬の覚えが悪いのでもない、
ある世の中の仕組みに問題の一つがあります。
子犬の第一関門が突破できない!
「ケージの中ではトイレトレーでしてくれるのに、外に出した途端、部屋のあちこちへ粗相をしてしまう」
「床の匂いを嗅いでそわそわしてきたからケージに入れたのに、
随分経っても全然トイレをしてくれない。
かと思えば、ケージから出して遊ぶと急に床にしてしまう」
といったような問題で悩む飼い主さんは多いのではないでしょうか?
子犬だし、最初はしょうがない!
と気持ちをくくって、
根気強く、ケージに入れて様子を見たり、
できた時にはたくさん褒めてあげたりしてあげているのに、結局カーペットの上でシーー。
このままだと、
部屋中おしっこの匂いがついてしまうし、
ずっと成功率が上がらないとどんどん不安にもなります。
しかしながら、
「トイレでしよう」とわかってもらうには、
どこからどうやってやり直したらいいのかもわからないし、
飼い主さんコミュニティで
他のお家はどうやってるんだろうと聞いて見ても、
(ご好意で色々教えてもらったけど)
実際やってみたけどイマイチ先に進んでない気がするな…
と解決策も見つからず八方塞がり状態。
散歩ができるようになって、毎回外でさせるにしても、外でしかしなくなったら雨の日など困ってしまうので、
できればトイレでできるようになってほしいですよね。
何も知らないのに、誰も教えてくれないことが問題
ここで注目したいのは、
そもそも、
とても多くの初心者飼い主さんが、
しつけの最初も最初、
トイレトレーニングの時点でつまづいてしまっているという現状なのに、
飼う前にきちんと教えてもらえる機会がない
という問題です。
例えば、
ペットショップやブリーダーさん、獣医さんなどで、飼う前や初めての診察の時、
揃える道具や医療関係の説明はあっても、
「犬についてちゃんと学びましたか?」
「しつけの仕方はどのくらい知ってますか?」
と聞いてくれましたか?
「初めてならば〇〇であらかじめ学んでくださいね」
といったアドバイスはありましたか?
本当は、
事前に細かく知っておかないと苦労するような心得もあるはずで、
つまずく人が多いところだと知っていながら、
確認して聞いてくれる人がほとんどいないのが現状です。
(中には、お家が決まった時に詳しく指導してくれるところもありますが、ごく少数です。)
そうして、
右も左もわからない状態で情報集めをしても、
どうしても足りないものが出てきてしまいます。
「情報通りにやっているはずなのにうまくできない」
というのは、いわば当然なのです。
本やネット記事の情報をいくら引っ張り出してきても解決できず、
ネット掲示板へ質問を出せば、
両極端な答えしかもらえなかったり、
「トイレのしつけもできないなら犬飼うな」のような誹謗中傷コメントが返ってきたりと、
悲惨なものです。
「何か手立てはあるはずだ」と、
諦めず解決策を探している最中、
そのようなストレスがあると余計たまったものではありませんよね。
せっかく念願のかわいい子犬が
一緒に生活することになったのですから、
飼い主さんは皆、
奮闘しながらも良い意味であれこれ手をかけて
楽しみながら育てていきたいと思っているはずです。
悩み脱却への道
実は、解決方法はとてもシンプルで、
「犬」について
一度きちんと学ぶという機会を作れば良いのです。(学ぶ手段は後ほど解説します)
理由はいうまでもなく、
犬の考えていることがわかって、
こちらの伝えたいことがうまく伝わるような力を身につければ、
トレーニングがうまくいくからです。
今まで失敗続きのトイレトレーニングだって、
その先に起こる問題だって自信を持って自分で対処していけます。
例えば、
「トイレ」のしつけだけでいっても、このような応用が効きます。
飼い主さんのしてほしいタイミングで「今トイレして!」と指示を出すこともできるので、
◆長時間ドライブするときや、
◆お友達のお家へ上がらせてもらう前、
◆動物病院の待合中、
◆おしゃれなカフェエリアを散歩するときでも、
思わぬ粗相を予防できるのでストレスフリーです。
今現在、あちこち粗相をしてしまう状況から考えたら想像もつかない話だと思いますが、
犬は、
一般家庭の普通の飼い主さんがトレーニングしても、
普通にこれくらいはできるようになります。
しかも犬種は関係ありません。
※その子の個性によって、身につく早さやアプローチの仕方は変わってきますが。
もちろん、完璧にできるまでには多少時間がかかってしまいます。
しかし、
心得として覚えることや、実際にやっていくことは誰でも容易にできるようなことです。
(犬は複雑なことをいっぺんに覚えられないので、その分こちらがやることも簡単なんです。)
犬をお利口に育てられるかどうかは、
情報を持っているか
持っていないか
それだけです。
そんな、現実でも十分叶えられる理想ですが、
たどり着くにはやはり
子犬ちゃんが何を考えていて
何を求めているのかを
正しく知るための
アクションを起こすことが先決です。
どうやって学べばいいの?
では、
「犬のことについてどうやって学べば良いか」
というところですが、
これは、
しつけ教室や、しつけ教材といった手段で
専門家から教えてもらうということが一番です。
しつけにお金をかけるのはちょっと経済的に…
と一息ためらってしまう気持ちもあるかもしれませんが、
大まかにしか教えてくれない巷の情報の中で、
これ以上模索し続けても、
トイレはできないまま、
吠え癖、散歩の引っ張り、いたずらなど新しい問題が出てきて、
またさらに悩むことが増えるだけです。
それなら、
「犬との心の通わせ方」を熟知している専門家に充分な情報をもらった方が
労力的にも負担が減りますし、
今マイナス面を補おうとしている部分を、
愛情に費やすことができます。
今日にでも明日にでも、
ストレスフリーになれた方が、
犬を育てることにやりがいも感じるし、愛犬がもっと可愛く見えてくるのではないでしょうか。
ちなみに、
ペット先進国のヨーロッパの国々では、
犬を飼い始めたら
まず、
飼い主主体で、
しつけスクールに学びに行くそうです。
みんなが率先して学ぼうとするのは、
ただ意識が高いわけでも、法律の決まりがあるわけでもありません。
犬のことをきちんと知ってしつけていた方が、何倍も犬との時間を楽しめることを知っているから
皆、自ら学ぶのです。
そのような国では、
街中でも、レストランでも、犬と一緒の時間を楽しむことができますが、
残念ながら、
日本で、外国と全く同じように犬と公共の場で楽しめるかといったらそうではありません。
しかし、
普段過ごす中での、
「心が通じてる」という実感がして、
犬のことを学んだ喜びは体で感じられます。
家でおもちゃで遊ぶこと一つにしても
お互い息が合って気分が上がりますし、
散歩に出れるような月齢なら、
ただ連れて歩くだけの散歩ではなく、
愛犬と一緒にリフレッシュするための散歩になります。
さいごに
ただ単に、
訳もわからないまま情報に翻弄されるのは、
初心者が絶対通る道ではありません。
今の日本での現状では、
「犬のことは詳しく知らないけど、各自どうにか頑張ってしつける」が当たり前になっていますが、
そんな世の中の風潮のせいで、
情報を得るきっかけがないまま、
悩んでストレスを溜めながら犬を飼うのは
本当にもったいないことです。
本当は、
犬はもっと自分に近い存在であるし、
一方的でない、
お互い分かり合えるコミュニケーションをとれる素晴らしい動物です。
とは言っても、まずは
生活の基本「トイレトレーニング」からの解決を望んでいるところではあると思いますが、
その問題を解決するためにも
「犬の気持ち」を知っておくこと
が重要なのではないでしょうか。
【前項で、専門家からの学びの機会を得ることをおすすめした事に関して】
別の記事で、
「犬」についてわかりやすく手軽に学べるような教材もピックアップしているので、よかったらぜひご参考ください。
◆おすすめ記事
※スクール(しつけ教室)に比べて、
教材の方が価格も安定していて、
全国どこに住んでいる方でも、同じクオリティのきちんとした情報が得られるため、
当ブログでは、学ぶための手段として教材をおすすめしています。
愛犬家歴20年。
現在、愛犬3頭と暮らしています。
今の愛犬たちのしつけに取り組む中で、
犬との関係性の大切さを改めて実感しております!
さらに力をつけるべく、
現在、ドッグトレーナー資格勉強中です。
「一般飼い主目線でほしい情報を
豊富にわかりやすくシェアする」
をモットーに、
日々リサーチを重ねています。
たくさんの飼い主の皆さんと、
犬と暮らすことの楽しみや、
大変だなということも共有できたらうれしいです!
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