吠えが止まらない子犬トイプードルの飼い主さんたちへ!
今からでも間に合うおすすめ対策方法を紹介します。
トイプードルのイメージ変わりませんでしたか?
トイプードルのイメージ
- 頭がいいからしつけが入りやすい
- おとなしい、ほんわかした感じ
- 小さくて飼いやすい
- トリミングしてかわいい好みの姿に
だからトイプードルがいい!
と思ってお迎えしたのに、
お家に来て
まだ数週間、数ヶ月でもう・・・
甘えん坊すぎて、少しどこか行こうとしただけでギャンギャン騒ぐ
時間的にも結構遊んであげているのに、
ケージに戻した瞬間からキュンキュン鳴き始める
ふんわりした見た目に反して気が強くて、
チャイムや来客に吠えまくり、ドアホンなどの相手の声が聞こえない
少しでもケージの前を通ったり、部屋から出ようとするとすぐ察して吠える
でも、こんな時は見てて癒されます。
ふと見たときの寝顔、
呼んだら嬉しそうにきてくれる時・・・
もちろんかわいい家族なのだけれど、
毎日敏感になんでもキャンキャン鳴かれると、
どうしてもストレスになりますし、
耳がおかしくなります。
あるペット保険紹介会社の調査では、
なんと半数以上が
「飼う前のトイプードルのイメージと違う」と答え、「無駄吠え」に悩む飼い主も約半数いることがわかりました。
参考記事:ペット保険相談サービスMOFFME「トイプードルの飼い主115人に聞いた!大変だったことやアドバイス」
トイプードルのやんちゃぶりに悩まされる飼い主さんは多いみたいです!
もし、
イメージ通りのおとなしいトイプードルだったら
ちくいち吠えるのを気にしなくていいし、
お客さんが来たときに
「おとなしくていい子ですね〜」って
褒めてもらえたら嬉しい。
おとなしくしてくれるのなら
一緒にキャンプとか旅行とか行けそう!
迷惑かけなくて安心。
しかし、実際は
うまくいかないしつけの悩みが深くなっていって、
寝不足・ノイローゼで悩まされることも珍しくありません。
かしこいからこそ学習してしまう
トイプードルは「かしこい」「しつけが入りやすい」などとよく言われていますが、
ただ単に学習能力が高いというより、観察力が高いのも かしこさの土台になっています。
「人のことをよーく見ている」からこそ、
人の反応の細かいところを察知して反応してしまうのです。
例えばチャイムや物音に反応する場合、
チャイムがなった時、
人間の「来客だ、早く出なきゃ」と玄関へ向かう空気や、
「ドア開けるけど外出ないでね、うるさくしないでね」などの犬に対する気迫も、
言葉に出さなくても、愛犬は空気で感じて、その空気感に疑問を持ち始めます。
さらに、吠え始めるようになった頃
(うわ、吠えるようになっちゃった?)
「こら、だめ!静かにしなさい、もー、〇〇ちゃん?だーめ、シー!・・・」と、
不本意ながらもイライラした雰囲気で接していたり、
「あーあー、また吠えちゃった・・・もぉ。」
と、焦る気持ちなどを察して、
愛犬は
飼い主さんとの関係性をはかり、
自分の行動を決めていきます。
その結果、吠えが止まらない子になってしまうのです。
そういった警戒吠え、要求吠えなども全て
飼い主さんの雰囲気や接し方を観察して学んだ結果です。
「子犬だからしょうがないのでは?」
「成長していけば大人しくなる」
と考えていた飼い主さんも多いのではないでしょうか?
しかし、犬自身が観察して学んでいることが元になって今こうなっているということは…
成犬になって落ち着くなんて予想はもうできませんよね。
トイプードルはかしこいんじゃないの?
かしこい犬種なはずなのにいうこと聞いてくれない・・・
というのは、
むしろ、それがかしこい証拠で
他人や環境との関係性を自分で図って
自分の考えで行動できる力を持っているということになります。
ただ従うだけが「かしこい」のではないのです。
以下の、動物看護師/しつけアドバイザーさんによる記事にもこのように書かれています。
学習能力が高く、比較的躾がしやすいと言われているトイプードルは、その頭の良さ観察力の高さから人間観察をしっかりとしています。本当に良く見て観察、学習しています。
引用:犬の専門情報サイト「わんちゃんホンポ」
・・・(以下省略)
JKC公認愛犬飼育管理士 執筆記事より
このまま愛犬を我が道へ行かせないために
いくら愛犬が自分で考える力が優れているからといって、
生活をする中で本来吠える必要のない場面を放っておくのはよくありません。
家を守ろうと警戒して吠えたり、
自分が思うルールを通さんと要求吠えをしたり
犬だって本当はそんなことする必要はないし、
もっと穏やかに環境の変化や家族との関係に対応できた方が良いに決まっています。
それでこそ、
思い描いていたあのトイプードルの姿になれるのです。
まだ子犬とはいえども、
犬をはじめ、動物の自立心の成長は人間とは比べ物にならないほど早いということを忘れてはいけません。
だから問題が出てきてしまっている今こそ、なおさら早い解決が必要なのです。
具体的にどうすれば良いのか
観察力と自己判断力に優れたトイプードル
その困った吠え癖が
飼い主さんを見て学習したものとなれば…?
解決法はズバリ、
飼い主さん自身が、犬から見て
尊敬でき、頼れる人物になること
しつけ本や、ネットのしつけ記事でよく「大事ですよ」と書かれている
「犬のリーダーになりましょう」
「主従関係を築きましょう」
という文言は、
軍の上官のような指示者という意味ではなく
「犬にとって頼れる安心な存在になりましょう」
という解釈だったのです。
実は、犬に慕われる存在を目指し、適切な対応ができるようになることでこんなにも将来的に良いことがあります。
例えば、
物音でビビりそうになっていても、声を掛ければ落ち着く。
散歩中、拾い食いをしそうになっても指示一つで物よりこちらを見てくれる。
他の犬が苦手な場合でも取り乱さずにこちらの指示を聞いてくれる。
ワガママを言ってこなくなる。
留守中、部屋を荒らされなくなる。
外に出たとき、周りの人から
「ちゃんとしつけされてますね」「わんちゃんお利口さんですね」と思われるようになる/言われるようになる。(コレ ホント!)
※信頼関係があるとなしとでは、
犬の歩く雰囲気からすでに全然違います。
ご近所に歩くわんちゃんをこっそり見比べてみてください!
もちろん、この他にもたくさんのメリットを肌で感じることでしょう!
ところで、
いわゆる「無駄吠え」などの悪い癖は
犬:
「飼い主さんはなんとなく頼りない気がする…
これからは自分でこの場をどうにかしなきゃ」
「いつも吠えると対応してくれるから、
そうすれば思ったことがうまくいくんだ」
と、犬の方が場を動かす中心になってしまっていることが土台の一つになっています。
人間の社会でも、
頼られる存在、信頼される関係になるには
その人の人柄はもちろん、説得力のある言動など、日頃の様々な部分を総合して信頼感を得ていくことが大切です。
実はこの部分は、犬にも共通することで、
周りを見て行動できる動物だからこそ、
信頼を得るには普段の言動、態度、接し方が信頼されるようになるカギとなるのです。
ちなみに人間の場合は、
「頼られる人間になるには」といったマニュアル本を読めば人に慕われるようになるなんて単純にはいきません。
ただ、犬の場合、
振る舞い方を知っていれば、犬は付いてきてくれます。
しかも、誰でも簡単に身につけることができます。
そこで、まずやることは
普段意識できていない、又は解釈の仕方がずれているところを細かく見直したり、今の接し方のどこを直したら良いかをよく学ぶことです。(来客時やお出かけ時の雰囲気や空気感、接する時や指示を出すときの声のトーンなど含む)
細かくチェックしながら学んでいくとは言っても、
学ぶ内容も、再現することも
決して難しいものではないし、
普段の生活の中で意識するように心がけるだけでOKなものばかりです。
※講義の中では、
心構えだけでなく、決まった方法で接しながら信頼関係を構築する手法なども総合的に正しく安全な方法を学ぶことができます。
そんなに本格的にガッツリ勉強しなきゃダメなの?
と思った方もいるかもしれませんが、
自分の家のわんこをお利口にする力をつけるとは言えども、
訓練士レベルまで完璧な力をつける必要などは全くありません。
どこで学ぶ?
実際やっていくことは簡単なことなのですが、
情報選びはきちんとすべきです。
情報選びで必要なのは
「効果があり、かつ自分で完全再現できる」情報を選び抜くということです。
有効な情報もあれば古い情報もあり、
その中でいちから情報集めをするのは、初めてしつけを始めた人間からするとなかなかの至難の技になります。
そこでおすすめなのは、
一度、きちんとプロに教わることです。
もちろん、リサーチ力に自信があれば
一般のしつけ本やネット記事の情報、無料動画サイトのしつけ動画などを駆使して勉強するのも良いです。
しかし、注意があります。
◆文面を見るだけで声のトーンなどの再現が完璧にできますか?
◆(文字でも動画でも)正しい最新情報を自分で必ず見つけられる自信はありますか?
手に取った情報がズレたものだった場合、
「全然無駄吠えが直らない」
「逆に暴れるようになってしまった」
など、思ってもいない結果になりかねません。
実際、上記のようになってしまうお家も少なくありません。
初めてで手探りだからこそ、
情報に翻弄されてしまうリスクもあるし、
有効な方法だったとしても再現がうまく行かず失敗してしまう確率が高いのです。
それだったら、
初心者こそきちんとした情報をくれる人から
基本をしっかり学ぶ方が将来のためになるのでは?という考えに至るわけです。
ちなみにプロから学ぶ方法は二通りあります。
- しつけ教室などトレーナーさんに直接教わる
- しつけ教材を利用する
ここ数年でも、
犬と家族との関係性が注目され、
飼い主さんへのアドバイスや細かいコミュニケーションを重視したしつけ教室やしつけ教材が増えています。
各地域の人気しつけ教室なども、
そういった方針のところが主にランキング上位に上がっている傾向です。
しつけ教室を探す際は、各お住まいの地域の教室のウェブサイトや口コミサイトを見た時に、
「飼い主さんへのアドバイスの充実度」を特徴としているようなところを見つけるのがおすすめです。
しつけ教材の場合も同様に探していき、
「動画の解説のわかりやすさ、理解のしやすさ、再現性」をポイントで決めるのがおすすめです。
さいごに
「家庭犬のしつけで、そんなにがっちり勉強する必要ある?」
という気持ちがよぎるかも知れません。
しかし、思い返して見てください。
生後一年足らずの子犬ちゃんでさえ、
すでに主導権を握ろうとしています。
人間にとってはチャイムも来客もただの日常の一環ですが、
犬にとっては多大な責任感とストレスに感じる出来事です。
一日二日ではすぐには結果が出ないかもしれません。
お財布にも少なからず負担はかかります。
でも、
わんちゃんも飼い主さんも、
このまま不安な気持ちで心がすれ違って20年近く暮らしていくならば、
かわいい愛犬と飼い主のあなたが
信頼しあって暮らせるチャンスをここで掴んでみてはいかがでしょうか。
しつけ教材についての記事は下記をご覧ください
愛犬家歴20年。
現在、愛犬3頭と暮らしています。
今の愛犬たちのしつけに取り組む中で、
犬との関係性の大切さを改めて実感しております!
さらに力をつけるべく、
現在、ドッグトレーナー資格勉強中です。
「一般飼い主目線でほしい情報を
豊富にわかりやすくシェアする」
をモットーに、
日々リサーチを重ねています。
たくさんの飼い主の皆さんと、
犬と暮らすことの楽しみや、
大変だなということも共有できたらうれしいです!
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