愛犬に、「ダメ」といって叱っても、
聞く耳を持たず無視されてしまう、
叱れば一度は落ち着くけれど、
何日も何週間も…いつまで経っても
その都度叱り続けている。
これってやっぱり、
私の叱り方が甘いのかな、
もっと効果的な言い方とかはあるのかな…
と、
愛犬に
「伝わっていない」
「理解されてない」
「飼い主の意見を無視されている」ことで悩み、
情報集めをしている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
なんで私の「ダメ」を聞いてくれない・覚えてくれないの?
・低い声で叱っている
・一貫性を持って甘やかさないよう心がけている
でも、
何度繰り返しても全然ダメだと覚えてくれない。
それは…
対策をするポイントが少しずれてしまっていることが原因です。
イメージとしては、
例えると、以下のような感じと同じようなことが起こっています。
タイヤの空気が抜けて平らになった
自分の自転車があったとします。
何か踏んだなどの心当たりはないので、
時間経過で抜けちゃったのかな、と思い、
空気が抜けているんだから
空気を入れよう、
またすぐに抜けたりしないように、
効果的な入れ方を知っといた方がいいな、
と考え、すぐに情報集めを開始します。
「空気の入れ方」
「効率的に入れられる方法」
「自転車の種類別、空気の入れ方」
などを調べ、実行したけれど、
何日続けても翌朝にはタイヤはペシャンコ。
そうして、
なんで?空気の入れ方めっちゃ調べたのに!!
…私の空気の入れ方が悪かったのかな。
という原因に絞って、
また別の「入れ方」の情報を探すことになり…
いい加減結果も出ないで困っていると、
ある情報を見つけます。
実は、
空気が抜けている原因はパンクだったので、
空気を入れることよりも、
タイヤの穴を塞ぐ方法の方が必要だったことがわかったのです。
このイメージ例を見ると、
最初に取り組んだ方は、
本来必要な対策とは「ずれたポイント」だということがわかります。
そもそも、
自転車のタイヤだったら、
誰しもがまず「パンク」を疑いますよね?
しかし、
この例の人は、そこには全く気づいていませんでした。
なぜなら、この人の住む街では、
令和の今でも「空気がないなら、空気を入れる」
という方法にまず取り掛かるのが当たり前で、
それが最善策として通っていたから。
知らないから気づかない。
昔からみんながそうだから、
今も同じやり方でそうしてる。
実は、
これと同じような現象が、
犬を叱る、というところでも起こっています。
これを「犬の叱り方」に当てはめると、
そうなんです。
実は、
叱り方を意識して犬を叱っても、
ダメを伝える方法をあれこれ試しても
良い方向にいかない原因は、
叱り方以外にあるのです。
声のトーンや毅然とした態度なども
いいこと、悪いことの
メリハリをつける要素として大切なので
意識しないといけない、というのは正しいのですが、
それだけでは伝わりません。
犬へ「それはダメだよ!」が伝わるためには…?
叱り方だけに注目していたら
いつまでも状況は変わりません。
家の壁の中が腐っているのに、
壁紙やペンキで、表面だけ
一生懸命、何度も舗装し直して、また侵食されているのと同じです。
犬に「ダメ」を伝えるためには、
主に、次の要素が必要になってきます。
・「じゃあ、どうすれば良かったのか」を先に教えてあげる必要がある。
・良いも、悪いも、伝えた時、犬が納得してくれる関係性であること。
具体的にはどんなことをするのか、などは
以下の記事で
褒める、叱る、指示をする、
などのコミュニケーションをうまく成功させるために、
一般の飼い主が必要な、
犬を知る基盤を作るための情報源・学び手段も加え、解説しています。
先の見えない一方的な叱りではなく、
愛犬と、
もっと通じ合うコミュニケーションの取り方を身につけたいという方は、ぜひ参考としてご覧になってみてください!
愛犬家歴20年。
現在、愛犬3頭と暮らしています。
今の愛犬たちのしつけに取り組む中で、
犬との関係性の大切さを改めて実感しております!
さらに力をつけるべく、
現在、ドッグトレーナー資格勉強中です。
「一般飼い主目線でほしい情報を
豊富にわかりやすくシェアする」
をモットーに、
日々リサーチを重ねています。
たくさんの飼い主の皆さんと、
犬と暮らすことの楽しみや、
大変だなということも共有できたらうれしいです!
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